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クレーンの種類

大きく分けて3種類

重い荷物を持ち上げ、移動させるためにはクレーンが必要不可欠です。なお、クレーンと一口にいってもその種類は多岐に渡ります。ここではそれぞれどのようなタイプがあるのか、簡単にご紹介します。

クレーンは、3つの種類に分類することが可能です。一般的に言われる「クレーン」は、固定して使用するタイプを指します。これに対して「移動式クレーン」とは、キャタピラーやタイヤが付いているため自走できるタイプのクレーンを指します。「デリック」はクレーンとよく似ていますが、原動機を別置する点に違いがあります。

これらは全て、荷物を吊り上げて別の場所へ移動させることが目的の装置ですが、クレーンと呼ぶためには「荷物の水平移動が可能なこと」という定義に合致している必要があります。デリックの定義は「原動機が別置してあり、ワイヤロープによって荷物を吊り上げること」とあるので、水平移動が可能かどうかはその機種によって異なります。

ここでは、クレーンと移動式クレーンについてご紹介します。

クレーン

施設に固定してあるか、何かしらの作業の前に設置して使うタイプを「クレーン」といいます。クレーンの中にも多くの種類があり、代表的なものは天井クレーンとジブクレーンです。

◆天井クレーン

建屋の柱と柱の間に設置し、荷物の吊り上げや移動を行うものを「天井クレーン」といいます。天井付近に設置されることが多いため、こう呼ばれています。なお、スクロジの倉庫には天井クレーンが設置してあり、効率の良い作業が可能となっています。天井クレーンのメリットは、設置費用が安く、作業範囲が広い点にあります。単純な構造なので倉庫や工場内に簡単に設置することができます。走行・横行機能によって建屋全体をカバーすることができるので、汎用性に優れています。走行はクレーン全体が移動することを指し、横行はトロリ(荷物を吊り下げるフックを吊っている装置)がクレーンの上を移動することを指します。この2つの機能により、縦横全体への移動が可能となります。クラブ式、ロープ式、ホイスト式など、天井クレーンの中でも用途やサイズに合わせた多くの種類があります。

◆ジブクレーン

ジブとは、上方へ長く伸びるクレーンの腕のような装置であり、一般的にクレーンというとジブが付いているものが想像されます。ジブ先端にワイヤロープを通し、荷物を吊り上げ、巻上装置で上げ下げを行います。代表的なものは低床ジブクレーンと高脚ジブクレーンです。低床ジブクレーンは地面にそのまま設置されているタイプのクレーンで、埠頭やビルの屋上の作業でよく見かけることができます。ローラパスという固定台によって旋回が可能で、滑車を付けることでクレーン本体の移動も可能です。高脚ジブクレーンは低床ジブクレーンに足を付けたタイプで、埠頭や岸壁の作業に向いており、脚の間にトラック等が入り込めることから省スペース性に優れています。

◆その他

他にも、橋形クレーン、ケーブルクレーン、テルハ、スタッカークレーンなどがあります。ケーブルクレーンは崖などの両端を繋ぐ役割があり、あまりクレーンのような感覚はありませんが、荷物を吊って水平移動ができるためクレーンに該当します。

移動式クレーン

クレーン機能があり、かつ自走できるものを移動式クレーンといいます。移動式クレーンの中では主に、荷物の移動(クレーン機能)に重きが置かれたタイプと、自走すること(トラック機能)に重きが置かれたタイプに分かれます。

◆クレーン機能重視

クレーン機能が重視されているクレーンとしては、主に「トラッククレーン」や「クローラークレーン」が挙げられます。 トラッククレーンはクレーンに車輪を付けたような外見をしており、自走は可能ですが荷台はなく、トラックに必要な運搬機能はありません。なお、運転席とクレーンの操縦席が別に設けられている点が外見上の特徴となっています。 クローラークレーンはキャタピラーを装備しており自走は可能ですが、公道は走れません。移動式の中では吊り上げ可能重量が最も大きく、3,000トンもの吊り上げ可能重量を誇るタイプもあります。

◆トラック機能重視

トラック機能が重視されているクレーンとしては、主に「ラフタークレーン」や「ユニック車」が挙げられます。ラフタークレーンは正式名称をラフテレーンクレーンといい、「不整地対応」の意味を持ちます。見た目はトラッククレーンに近いですが、運転席と操縦席が一緒で、足場の悪い現場への進入に優れています。ラフタークレーンよりも速いスピード、あるいは強いパワーが欲しいという場合はオールテレーンクレーンが最適です。オールテレーンクレーンはクレーン機能重視ですが、外見はトラッククレーンに近くなっています。ユニック車は、スクロジでも使用しているクレーン車です。普通のトラック(主に平車)にクレーンを取り付けたような外見で、移動式クレーンの中で最も多く見られるタイプです。吊り上げ重量はクレーンの中で最も弱く、大型のものでも5トン未満程度ですが、5トン未満の荷物のみを扱う現場では大いに活躍します。荷物の吊り上げ・移動に合わせて輸送まで行えるのがユニック車の最大の魅力です。

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