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機器収容局舎の具体例:通信機器用

機器収容局舎:概要

精密機器を野外で使用するに機器を風雨から守るための「箱」を、機器収容局舎といいます。詳しい概要についてはコラムのページに掲載していますので、合わせてご参照ください。

ここでは、数ある機器収容局舎の中から通信機器用の機器収容局舎について詳しくご紹介します。

需要の高さNo.1

機器収容局舎は、様々な用途で利用されています。なお、数多くある機器収容局舎の中でも通信機器用の局舎が最も多く利用されています。

情報ネットワークは、現代の生活に欠かせないものとなっています。情報ネットワークを利用する機器は固定電話や携帯電話、パソコンなど身近に溢れており、主に連絡手段として私たちの生活を支えています。また、スマートフォンやSNSの普及によってネットワークの重要性は加速度的に増しており、ネットワークを維持するための拠点作りも重要となっています。

通信機器用の収容局舎の中で最も代表的なものは、携帯電話やスマートフォン用の局舎です。近頃は回線の良さも各キャリアのセールスポイントとなっており、いかに良い通信環境をユーザーに提供できるかが大きな焦点となっています。そのためより多くの通信拠点が必要となり、機器収容局舎の需要も高まっています。

通信機器を守る

無線機や整流器、蓄電池などを保護するための通信機器用局舎は、全国のあらゆる地域に設置されるため、その地域に合わせた仕様が求められています。

例えば豪雪地帯であれば、雪の加重に負けない強度と低い気温でも機器が安全に稼働できるための空調設備が必要です。また、冬は局舎内外の気温差によって結露が生じるため、その対応も求められます。機器は水分に弱いため、結露が発生しないようなコーティングが必要となります。それに加えて、局舎には錆にくさも求められます。

機器収容局舎自体の強度や仕様も大切ですが、1年の寒暖差が大きい日本においては特に空調設備が重要で、安定した通信環境を守るためには定期的なメンテナンスが必要となります。また、老朽してしまった際には修繕が必要となります。スクロジでは設置後のメンテナンスや修繕も承っておりますので、様々なお悩みをご相談いただけます。

なぜ多く作るのか

携帯電話用の局舎が大多数を占める無線局の数は、2009年から2013年までの間に約35%も増加しています。なお、無線局のうち、機器収容局舎が必要となる無線基地局の数は100万局に届く勢いで、アマチュア局や簡易無線局などを合わせるとさらに2倍以上となります。

これだけ多くの無線基地局を作るのは、それだけ強固なネットワークの構築が必要となっているためです。ネットワークというのは大元の施設があれば成り立つというものではなく、各基地局の距離をできるだけ縮め、電波をできるだけ精密に送受信する必要があります。そのため、人口の少ない地域や地下においては、電波が届かないという状態が生じます。

スマートフォンの普及は今後も加速していく傾向にあるため、通信用の基地局の増設が予想されます。同時に、通信機器を保護するための機器収容局舎の需要も伸びることが予想されます。

様々な種類

通信機器用の機器収容局舎は、家庭にある倉庫程度の大きさのものが一般的です。基本的には目立たないところに設置されますので、何気なく歩いているだけでは見つけることは少ないかもしれませんが、目を凝らしてみるとマンションとマンションの間、あるいは屋上などに設置されているのを見つけることができます。

また、局舎自体が小さくて、鉄塔やアンテナが高く伸びているタイプもあります。

携帯電話用の局舎が主なタイプですが、ケーブルテレビ用やデータセンター用の局舎もあり、これらは比較的大型のものが選択されます。なお、データセンターはサーバーの他にオンラインストレージ用の大規模記憶装置を収容することも多いので、データが消失してしまわないよう冷却設備が特に重要なポイントとなります。

上記以外の局舎としては、簡易無線基地局に使用される小型の機器収容局舎が挙げられます。百葉箱程度のものから電話ボックス程度のサイズまであります。さらに小型なものとしては、電柱の上部に設置されているタイプなども挙げられます。

基地局豆知識

国内の無線局の数は、約1億5,700万局にも上ります。

なお、無線局は「基地局」と「陸上移動局」に分けられます。機器収容局舎が必要なのは前者で、後者は名前の通り決まった地に留まらない無線局を指します。実は携帯電話やスマートフォンもひとつの陸上移動局として数えられているので、全ての無線局を合わせると1億5,700万局程度になっています。携帯電話やスマートフォンは「中継地点」ではありませんが、「無線通信」(ケーブルを必要としない通信)は行っていますので、陸上移動局として数えられます。

陸上移動局には他にも、車両タイプがあります。東日本大震災で多くの基地局が被害を受けた際、車両タイプの陸上移動局が活躍し、ニュースになりました。なお、大人数が集まる祭りやイベントなどは通信環境が乱れがちになるので、その現場に陸上移動局がかけつけることもあります。また、人が無線局を背負って通信環境の向上に当たるケースなどもあります。

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